Thanks god it's SUNDAY

日曜更新。未だ見ぬこの世の秘密をめくってます

あなたにありがとう 松浦弥太郎

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弥太郎先生の本は旅のタイミングで持参するようにしている。心を浄化してくれる旅のお供に最適!

 

普段は向き合えない、あるべき色々に気づかせてくれる。

 

弥太郎先生の本は色んな気持ちの逃げ道を用意しててくれるので、ん?これは?と思ったらページを飛ばせばいいし、響くものがあったら繰り返し読めばいいと思っている。

 

東京にいると、忙しくしてて、苛立ったり、守ったり、達成感に満ちたり、気持ちが忙しいから。

 

でも、それでいい!

 

また旅に出て、癒されて、頑張れれば!

 

「ら抜きの殺意 (永井愛)」によると。

何かが生まれるということは、概ね喜ばしい事だが生まれることによって死ぬものがあるとき、ことほがれるべき生は、死にゆくものから恨まれることになる。と。

新しきものの勢い、そして新しきに見えて実は古きの血を引いている部分への思いやりも記述している。

 

何も変わらない日なんて無い。

毎日、恨みと勢いが生まれてるんだなー。

目くじら立てず、両方に目を向けられる大人になりたいものです。

 

最後に、本書の中で特に響いたのは

相手を支配しない話。

すごくお薦めです。

変身 フランツ・カフカ

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ヨーロッパでは八百万的な発想がないので相当珍しい内容だったらしい。

素人の私でも、文章から創り出されるイメージが不気味にこびりついて気持悪かった。。。大風呂敷広げて、どう帰結するつもりなのか、と読みすすめまた一つ大人になった。

 

オチはない...。

 

描写の妙というやつか。

それが素晴らしければ、こんな帰結もありなのか。

 

ブログ更新にあたって、画像検索して見た。

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寸分の違いなく、イメージ通り!!!

 

読み手に忠実にイメージさせてる...

数十年、数百年、何人の人の脳内を操るのか。これぞ彼の名が残る所以。

お見事でございました。

 

本の進むカフェまとめ

色々なところにお邪魔させて貰ってます。

ここらで少しお気に入りをまとめ始めてみることにします。

 

🔶CHANOKO COFFEE ROASTERY / 奥沢,自由が丘

 ごめんなさい、しばらくの間店名を覚えずに通っていました!茶の子さんだったとは...。

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数メートル先にあるMELLOW BROWN COFFEEで水出しの名物コーヒーを頂こうと思ったら大混雑。。。馴染みのある奥沢神社の緑が見えることもあって、試しに入ったのがきっかけ。素朴でコーヒーのローストの良〜い香り。雑に本一つ持って訪れるのがオススメ。コーヒーは数種類、深みや香りに応じて既に店主にセレクトされている。相談にのってくれるのも有難い。椅子は簡易的なものなので短編がお薦め。

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🔶THE CITY BAKERY / 広尾
正直言って、めっちゃ好き。マンションの契約更新理由の一つでもある。

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人気になりすぎないで欲しいが、土地柄客層も良いのでしばらくは安心だろう。天気が荒れない限り、基本的にはテラスで過す。

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パンも美味い。

ホットサンド、鯖サンドが特にお気に入り。この前セットメニューから外れて、実質的には値上げになったけど、そんな事は些細なこと。クッキー、チャイ、ハーブティーなどサイドを固める布陣もなかなかの実力。元はN.Y.に本店があるんだとかで、聞き慣れない名前のパンも楽しい。このカフェには長生きして欲しい。インテリアもブルックリン調でイカしてる。長時間滞在にも◎

 

🔶セガフレード・ザネッティエスプレッソ 広尾店 / 広尾

 

シティベーカリーには入れず、こちらに。有栖川公園の緑でも眺めるか!なんて気持もあり。

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想像しいが、耳に入る声はだいたい外国語なので然程気にならない。と言うか、日本人女性同士の愚痴話より...笑

一階は屋根付きソファ&オープン席があるから次はそこを狙いたい。二階にもテラススペースがあるけど、あの椅子は長時間読書には不向きと見た。たまには、海外気分で流し読みするのも悪くない。

 

 

続く

 

 

 

伊集院静と言う人

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本人は好まないだろうけど、wikiで調べて見た。

 

「競馬・競輪・カジノ、粗雑な男っぽい話が多い人に限って高学歴だったりするんだよねー」

 

立教、在日二世、野球部、そしてプレイボーイ...夏目雅子と7年の不倫の末二度目の結婚!?ほほー。

 

苦労と努力と才能(最初から才能ある人なんかいないと思うけど)人か。何でも簡単には大成しないよね。

 

あと身内に芸能・文化の人が多いこと。人付き合いもしてるのね。(この世界が特にウエットなのは、経験で分かる。これもそこそこ凄い。)

 

ちゃんと代表作も読んで見よう、ご本業の作品を。

 

作家の遊び方、これはこれで癒される。

「理屈で絵を描いてない者に向かって理屈を持ってきてどうしようってゆうのかね」と仰せ。

 

理屈も大事だけど、センスを正当化する人がいるは嬉しい。特に年配で功績のある人が言うのはことさら。

 

 

ウイスキーが、お好きでしょ

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ウイスキーがお好きでしょ

もう少ししゃべりましょ


ありふれた話でしょ

それでいいの 今は

 

気まぐれな星占(うらな)いが

ふたりをめぐり逢わせ
消えた恋とじこめた 瓶をあけさせたの

 

ウイスキーがお好きでしょ

この店が似合うでしょ
あなたは忘れたでしょ 愛し合った事も

 

ウイスキーがお好きでしょ

からかっているんでしょ
それとも酔ってるでしょ それは私かしら

 

比べたりしないでね あの頃の私と
見つめたりしないでね あの頃の瞳で

 

ウイスキーがお好きでしょ

もう少ししゃべりましょ
ありふれた話でしょ それでいいの 今は

 

それでいいの 今は
それでいいの 今は

作家の遊び方 伊集院静

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サッポロビールの大人のエレベーターみたいな気持ちが続いてて、遊びのあるオトナにならなきゃな〜と手にとった一冊。伊集院さんの本はこれが初めて。エッセイ集で読みやすい。

 

お酒と競輪・競馬の話が殆んど、

洒落の聞いた反抗が時々。

ウイスキーが飲みたくなる本。

 

伊集院さんを読みながら、知多→白州→BLACKLA→山崎とお酒も覚えられた。ハイボールから、ロックとチェイサーでソーダに。

 

オトナもウイスキーもシングル(モルト)の方が美味いってのは本当なんだろうか。

オトナはユニークが必要だな!